【2月23日 AFP】(更新)ロシアは23日、ウクライナから外交官を退避させ始めた。在キエフのロシア大使館がAFPに明らかにした。前日にはロシア上院がウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対し、軍の海外派遣を承認していた。

 同大使館の報道官は電話でAFPの取材に応じ、外交官の退避開始を認めた。これに先立ちロシア外務省が22日、ウクライナから外交官を近く国外に避難させると発表していた。

 大使館の建物に掲揚されていたロシア国旗が降納されたとの情報もある。

 米英など一部の西側諸国は、大使館職員をポーランド国境に近い西部リビウ(Lviv)に移動させた。ロシアのウクライナ侵攻を恐れ、首都キエフが攻撃を受ける可能性を考慮しての判断だとしている。(c)AFP