【2月26日 CGTN Japanese】中国自動車技術研究センターが22日に発表した「2021年度自動車資源総合利用研究結果」によれば、中国では、自動車産業における有害物質の使用が2016年以降の5年間で顕著に削減されたことが分かりました。

 乗用車分野では2016年以降、有害物質の低減とリサイクル率の向上が目覚ましく進みました。主たる有害物質である鉛、六価クロム、カドミウム、水銀などはほとんど使用されなくなりました。現在までに、中国産乗用車の96%以上は再利用可能率が85%、回収可能な部品の使用率が95%に達しました。

 今後は商用車などについての有害物質やリサイクル可能部品の使用についての研究範囲を拡大していくとのことです。自動車資源の総合利用の面では、電気自動車などの新エネルギー車の急成長により、駆動用バッテリーの回収が急速に発展しています。中国ではこれまでに、駆動用バッテリーの回収利用について20件余りの政策文書と国家基準が発表されました。産業チェーンの関連企業940社余りがトレーサビリティー管理に組み込まれ、車両の追跡管理が全面的に実現しました。同時に、回収サービス拠点が1万カ所余り設立され、総合利用業界における中堅企業40社余りが育成されました。駆動用バッテリーの再生利用技術は絶えず飛躍的な発展を遂げ、回収利用が体系的に次々に強化されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News