ジョコが復帰戦勝利、ファンの温かい歓迎は「予想以上」 ドバイ選手権
このニュースをシェア
【2月22日 AFP】テニス、ドバイ選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2022)は21日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はワイルドカード(主催者推薦)のロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)を6-3、6-3で下した。オーストラリアを国外退去となってから初めての試合を勝利で飾ったジョコビッチは、現地ファンからの温かい歓迎は予想以上だったと感激の言葉を口にした。
通算6度目の大会制覇を目指して幸先の良いスタートを切る中で、ジョコビッチはスタジアムに詰め掛けた観客から大声援で迎えられた。先月オーストラリアで起きたあらゆる出来事を踏まえ、どのように受け入れられるのか分からなかったというジョコビッチだが、試合後にはファンが一緒に写真を撮ろうと押し寄せたり、復帰と勝利を祝って「ノール(Nole)、ノール」と同選手の愛称を大合唱したりする場面があり、「これ以上の歓迎は望むべくもない」と言い表した。
メインのインタビュールームとは別に設けられた屋外での専用記者会見で、ジョコビッチは「自分にとってドバイはシーズン開幕にうってつけの場所だ。なぜなら、いつも支援してくれるし、今夜もファンが来てくれて、こんなふうに本当に応援してくれるからね」と報道陣に話し、「いわば、こちらの予想以上の雰囲気だった」と喜んだ。
34歳のジョコビッチは先月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン未接種により、オーストラリアの入国ビザ(査証)を取り消されて国外へ退去させられ、通算10回目の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)優勝と通算21度目の四大大会(グランドスラム)制覇の望みが打ち砕かれた。
帰国後は「(全豪オープンの)決勝は見ないようにしていたが、うちでは妻や子どもたちみんなが見ていたから、自分もそうするしかなかった」といい、「だけど、ラファ(ラファエル・ナダル<Rafael Nadal、スペイン>)を祝福する。素晴らしいパフォーマンスだった。彼は驚くべきファイターだ」とライバルをたたえた。
「彼のことは大いにリスペクトしている。自分は大会に出場していないにせよ、彼の勝利に水を差すことはしたくない。もちろん、あんなふうに現地を離れて遠くから大会を見守ったのは、愉快な気持ちではなかった」
アラブ首長国連邦(UAE)への入国時にワクチン接種が義務化されていないため今大会に出場しているジョコビッチは一方で、米インディアンウェルズ(Indian Wells)とマイアミで開催されるマスターズ1000(ATP Masters 1000)を控える中、「現時点」では同国への入国は不可能な状況だと明かした。(c)AFP/Reem ABULLEIL