【2月21日 AFP】イラン北西部タブリーズ(Tabriz)で21日、軍のF5戦闘機が学校の構内に墜落し、乗員2人と通行人1人が死亡した。当局が明らかにした。

 現地当局者が国営テレビに明かしたところによると、訓練飛行中だった同機は午前9時(日本時間午後2時半)ごろ、タブリーズ中心部のモナジェム(Monajem)地区に墜落。学校は、新型コロナウイルスの流行により閉鎖されていたという。

 イラン赤新月社(Red Crescent)の地元代表は、同機は外壁に突っ込み、亡くなった通行人は近隣住民だと話している。

 イラン空軍は、軍用機約300機を保有。大半が旧ソ連時代のミグ29(MiG29)やスホイ25(Sukhoi25)で、中国製のF7やフランス製のミラージュF1(Mirage F1)の他、1979年のイラン革命以前に導入された米国製のF4やF5もあり、運用に適しているのはほんの一部との指摘もある。(c)AFP