【2月20日 AFP】北京冬季五輪は20日、アイスホッケー男子決勝が行われ、フィンランドが2-1でロシア五輪委員会(ROC)に逆転勝利し、同種目初の金メダルを獲得した。

 連覇を目指すROCは、第1ピリオドにパワープレーからミハイル・グリゴレンコ(Mikhail Grigorenko)が先制点を挙げたが、戦略で勝るフィンランドは試合を通じてパックを支配し、ビッレ・ポッカ(Ville Pokka)とハンネス・ビョルニネン(Hannes Bjorninen)の得点で逆転した。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による影響でリーグ戦と日程が重複したことにより、北米アイスホッケーリーグ(NHL)が五輪2大会連続でスター選手の不参加を決めたため、戦力ダウンを強いられた強豪のカナダと米国ではなく、今大会はROCとフィンランドが金メダルの本命に挙げられていた。

 次善の選手で臨んだ米国とカナダは、共に準々決勝で敗退した。(c)AFP