【2月20日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は19日、北京冬季五輪のフィギュアスケート団体のメダル授与を閉幕前に行うよう求めた米国代表の訴えを退けたことを発表した。

 団体のメダル授与式は、ロシア五輪委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva)のドーピングに関する調査が終わるまで延期となっている。

 米国の選手たちは19日、国際オリンピック委員会(IOC)のこの判断に異議を唱えたが、CASは急きょ実施した聴聞会をへて「申請を退ける判断を下した」と発表した。

 米国は個人戦の男子シングルで優勝したネイサン・チェン(Nathan Chen)らのメンバーで銀メダルを獲得した。ROCはワリエワを中心に金メダル。日本が銅メダルを獲得し、カナダが4位に入った。(c)AFP