【2月17日 AFP】北京冬季五輪は17日、アイスホッケー女子決勝が行われ、カナダが宿敵米国を3-2で下し、金メダルを獲得した。

 第2ピリオド途中で3-0とリードして勝利を手中に収めていたカナダは、枠内シュート数こそ21本で40本の米国を下回ったが、前回大会の決勝で敗れた米国に雪辱を果たし、通算五つ目となる金メダルを手にした。

 1998年の長野冬季五輪でこの種目が採用されてから金メダルを獲得したのは両国のみで、その内訳はカナダが5度、米国が2度となっている。

 2得点をマークしたカナダのマリー・フィリップ・プーリン(Marie-Philip Poulin)は「とにかくすごくうれしい。最高の気持ち」と述べ、「ものすごい努力をしたし、これが救い」と続けた。

 世界ランキング1位で今大会に臨んだのは米国だったが、大会が開幕すると次第にカナダの優勝は必然であるかのように見えてきた。

 1次リーグでも米国を4-2で下していたカナダは、7勝0敗という圧倒的な成績で今大会を終えることになった。今大会を通じての得点は57、失点は10で、個人のポイントランキングでも上位6人がカナダの選手だった。(c)AFP