【2月17日 Xinhua News】中国で旧暦大みそかの31日夜に放映された年越し番組「春節聯歓晩会(春晩)」のステージに登場した「三星堆(Sanxingdui)の大型青銅仮面」が15日、出土地の四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)にある三星堆博物館で臨時公開された。

 青銅仮面は、2021年6月に同市の三星堆遺跡の3号「祭祀坑」から出土した。幅131センチ、高さ71センチ、奥行き66センチ、重さ65・5キロ。三星堆遺跡から出土した大型青銅仮面の中で最も大きく、保存状態も良い。三星堆文化の典型的な器物で、3千年以上の歴史を持つ。古蜀の先人の自然万物や人と神の世界に対する理解と思考を体現しているとされる。

 三星堆博物館の朱亜蓉(Zhu Yarong)副館長は、青銅仮面を臨時公開することについて、最新出土品に対する多くの観衆の期待に応えるためだと説明。ただ、仮面のさらなる修復と検査が必要なため、正式な公開は修復作業の完了後になるとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News