【2月17日 People’s Daily】未来のスマートグリーンエネルギーとは?ABBアモイ工業センターが独自に開発した「スマートエネルギーマネジメントプラットフォーム」は、デジタル化ソリューションにより、温度や照明をシーンごとに自動で調整できる可能性を示している。

 100人以上の小さな工場から、ABB電気グループの世界最大・最先端の製造拠点に発展し、30年間、ABBアモイは発展し続けている。ABB電気関連責任者の趙永占(Zhao Yongzhan)氏は、「支援政策があり、市場があり、チャンスがあり、アモイ(Xiamen)の優れたビジネス環境はわれわれを引きつけ、投資による興業を持続的に強化させ、私はこの土地で長期的な好調に自信を持っている」と、理由を述べた。

「多規制統合」改革の推進、国際貿易の「単一窓口(SPOC)」の開設、知的財産権裁判所と破産裁判所の設立など。何年も前から、アモイは国際一流のビジネス環境を構築し始め、世界一流、国内最高をベンチマークとし、ビジネス環境の競争力は全国の上位にある。データによると、アモイの外資実際利用額は1983年から2020年まで、年平均16.9%増加したという。

 中国第1弾となる経済特区として、アモイは一貫して改革開放の先頭に立っている。40年前、アモイの地域総生産は6億4000万元(約116億円)にすぎなかった。40年後、福建省(Fujian)土地面積の全体のわずか1.4%を占めるアモイは、全省の地域総生産の14.5%、財政収入の26.2%、対外貿易輸出入総額の50%近くを生み出した。2020年、アモイの地域総生産は6384億200万元(約11兆6400億円)に達し、一人当たりの国内総生産(GDP)は12万4000元(約226万円)に達した。

 アモイは今、よりハイレベルな対外開放を深く推進することにより、経済・社会の質の高い発展のために新たな原動力を注入している。

 開放レベルを高め、産業のモデルチェンジ・アップグレードを推進し、アモイは現代経済システムの建設を加速させる。現在、アモイでは電子情報、海運・物流、観光・会議・展示会のコーディネート業など複数の競争優位産業クラスターが形成され、フラットパネルディスプレー(FPD)、コンピューター・通信設備など9つの千億元規模の産業チェーンが形成され、バイオメディカル・ヘルス、新機能性材料など戦略的新興産業クラスターも拡大し続けている。

 資金を大いに導入し、人材を誘致し、知恵を借り、対外開放の過程の中で、アモイは自身の科学技術イノベーション能力を高め続けている。アモイでは現在、国家級ハイテク企業が2282社に達し、社会全体の研究開発費の投入強度は3.08%に達し、ハイテク産業の付加価値が一定規模以上の工業付加価値に占める割合は43.4%に達し、国家自主革新モデル区の建設が加速している。

 40年間、アモイの対外貿易輸出入総額は年平均18.1%増加し、「メード・イン・チャイナ」製品はアモイを経由して世界220以上の国・地域に販売され、対外貿易の総合競争力は全国の都市上位100の6位になった。1983年、アモイの外資実際利用額はわずか800万ドル(約9億2500万円)だった。現在、フォーチュン・グローバル500のうち計63社がアモイで114件のプロジェクトに投資している。

 通路を建設し、プラットフォームを構築し、循環をスムーズにし、アモイは国際・国内の二つの市場、二つの資源を十分に活用し、台湾企業家投資区、輸出加工区の建設を加速させ、両岸交流協力総合改革試験区、自由貿易試験区、自主革新モデル区などの開放の担い手を深化させ、内資と外資の利用の実効とレベルを向上させ続ける。双方向に影響を与える「友達の輪」がますます大きくなる。(c)People’s Daily/AFPBB News