【2月17日 AFP】選手生命を脅かす大けがをした自動車事故から1年が経過した男子ゴルフ元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が16日、最高峰の舞台への復帰に自信を示したが、その時期は依然として不透明だと語った。

 メジャー通算15勝を誇るウッズは、大会ホストを務めるジェネシス招待(Genesis Invitational 2022)の開幕を翌日に控え会見。「カムバックできる」と口にした一方で、フルタイムでのツアー参戦を否定する以前の発言を繰り返し、現時点では復帰のめども立っていないと明かした。

「いつまたプレーするのかお伝えできればいいのだが。自分でも知りたいが分からない」

「非常に制限された中でゴルフをしている。チップやパットはとても良いし、ショートアイアンもうまく打てるが、まだロングゲームはまともにできていない」

 昨年12月、ウッズは息子と一緒に米国シニアツアーのPNC選手権(2021 PNC Championship)に出場してファンを沸かせたが、本人は「今はまだ歩行に取り組んでいる段階」とも話している。

 ウッズをめぐっては、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で行われる4月の第86回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2022)で奇跡的に復帰するのではないかと期待する見方もあるが、そうした声を抑える発言となった。(c)AFP/Rebecca BRYAN