【2月16日 AFP】ペンフォールズ(Penfolds)などのブランドで知られる豪ワイン生産大手トレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE)は15日、中国が豪産ワインに制裁関税を課したことで対中輸出は激減したが、東南アジアなどで需要が伸びたことにより最悪の事態は免れたと明らかにした。

 2021年下半期決算によると、中国の制裁関税や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で、純利益は前年同期比7.5%減だった。

 対中輸出額は前年同期の7800万豪ドル(約64億円)から200万豪ドル(約1億6000万円)に激減した。しかし、ティム・フォード(Tim Ford)最高経営責任者(CEO)によると、マレーシアやシンガポール、タイなどでの業績が好調で、幾分相殺できたという。

 中国は豪産ワインの輸出額の最大41%を占めていたことから、制裁関税で豪ワイン業界が壊滅的な打撃を受けるのではないかと懸念されていた。

 TWEは、中国は2022年には制裁関税を撤廃しないとみられるが、この状況を乗り切れるとの見方を示した。(c)AFP