【2月19日 AFP】この公演は通常の「くるみ割り人形(Nutcracker)」ではない──。舞台では、バレエのチュチュではなくラフな服装のパフォーマーが、ヒップホップダンスで踊る。

 今年で30周年を迎えたストリートダンスの祭典「Suresnes Cité Danse」の一環として、今月8日にパリ郊外で行われたショーだ。

 スペイン人振付師のブランカ・リー(Blanca Li)氏が、クラシックバレエの「くるみ割り人形」を再構成した。

 リー氏は「ヒップホップが本当に合う舞台です。物語も音楽も合います。私たちの持つ『くるみ割り人形』のイメージはとてもクラシックで、子供の頃から皆の記憶の中にあるようなイメージだと思いますが、今回のダンスは新鮮で、とても現代的です。これまでのイメージとのコントラストが気に入っています」と話した。(c)AFP