【2月15日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は15日、自身は反ワクチン派ではないとしつつ、新型コロナウイルスのワクチン接種を強制されるのであれば、四大大会(グランドスラム)欠場を選択するとの意向を明かした。

 ジョコビッチは1月、ワクチンをめぐる大騒動の末、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)の開幕前日にオーストラリアを国外退去となった。同大会ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がグランドスラム通算21度目の優勝を飾り、20勝で並んでいたジョコビッチとロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を一歩リードした。

 英BBCのインタビューでジョコビッチは、自身のワクチンに対する立場を理由に、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)と全仏オープン(French Open 2022)出場を犠牲にするのかと質問を受けた。

 グランドスラム男子史上最多優勝のチャンスを諦めることについて「その代償なら喜んで払いたい」と話したジョコビッチは、反ワクチン派とは関わりたくないが、個人の選択する権利は支持すると述べた。

 子どもの頃にワクチンを受けたことを明かし、「ワクチンに反対したことは一度もない」と強調したジョコビッチは、「それでも体に入れるものを選ぶ自由を一貫して支持してきた」とし、「自分の体に関する意思決定の原則は、いかなるタイトルを含め何にも増して重要だ。自分は可能な限り体と調和しようとしている」と続けた。

 豪メルボルンを離れてから初めてのインタビューに臨んだジョコビッチはまた、ワクチン接種を大会の出場条件とする方針が変更されることを希望し、「あと何年もプレーしたい」と話した。

 また、将来のワクチン接種の可能性を閉ざしていないのは、「われわれが皆、コロナを収束させる最善の解決策を集団として見つけようとしているからだ」と理解を示したジョコビッチは、「決してワクチンに反対しているのではない。世界中でこのウイルスの対処に多大な労力を払い、このウイルスの一刻も早い収束を願っていることは分かっている」と話した。 (c)AFP