【2月19日 AFP】米ニューヨークで11日から16日まで、ニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)が開催され、各ブランドが2022年秋冬コレクションを披露した。初日には「プロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)」や「クリスチャン コーワン(Christian Cowan)」などのショーが行われた。

 新型コロナウイルス関連の規制や変異株「オミクロン株」の流行にもかかわらず、「マイケル コース(Michael Kors)」や「アルチュザラ(Altuzarra)」などの複数のブランドは対面式でショーを開催した。一方、「トム フォード」をはじめとする大手ブランドの不参加も目立った。デザイナーのトム・フォードは、米国ファッション協議会(CFDA)の会長。

 ここ数年、大物デザイナーが他の発表機会を優先してニューヨーク・ファッションウィークに参加しないケースが見られる。またファッション界のサイクルの速さに対し、持続可能性の観点から批判も高まっており、そのために従来のショースケジュールよりもペースを落として新作を発表するデザイナーもいる。

 だが大物デザイナーの不在は、「Melke」や「ドファネット(Dauphinette)」のような新たな才能が注目を集める機会ともなった。(c)AFP/Andréa BAMBINO