【2月15日 AFP】米国は14日、ウクライナの首都キエフにある大使館の機能を同国西部リビウ(Lviv)へ一時的に移転すると発表した。同国の国境付近でロシアの兵力増強が「劇的に加速」していることが理由。

 米政府はこれに先立ち、ウクライナ駐在外交官の大半に退避を命じ、領事業務を停止。キエフの大使館ではすでに、職員の数が大幅に削減されていた。

 ポーランドとの国境から約70キロに位置するリビウでは、米国はこれまでにも小規模ながら領事業務を行っていた。

 キエフの米大使館のウクライナ人警備員はAFPの取材に対し、米国人外交官は全員が退避したと語った。(c)AFP