【2月15日 People’s Daily】「土地を急いで開発するのでなく、まず全体の計画をしっかり立てること。後で計画を手直しする必要がなくなり、結局それが近道になる」。中国河南省(Henan)濮陽市(Puyang)濮陽県西辛庄村(Xixinzhuang)の李連成(Li Liancheng)党書記は、劉恩召(Liu Enzhao)さんに集団増収計画について指導した。

 31歳の劉さんは今年、同じ濮陽県の朔村)の党支部書記に選ばれた。村の土地を集約・転用して産業を興そうと考えているが、経験が乏しい。そこで李さんの助言を受けた劉さんは村の幹部と話し合い、農民たちの植樹組合を設立。400ムー(約27ヘクタール)の農地に20種類以上の苗木を植え、村の収入を増やした。

 濮陽市では近年、経済力の弱い村の党支部書記や新しく選ばれた村党支部書記らを対象に、経験豊富な村の党支部書記が指導する「メンター制度」を試験的に導入している。市内の6県・区、32郷・鎮、410村が選ばれ、482人のメンターが482人の村幹部に行政、産業開発、農業事業について指導している。

「盧午申(Lu Wushen)さんのおかげで、私たちの食用キノコ基地は回り道することなく、増収の道を進んでいます」。清豊県(Qingfeng)李沙窩村(Lishawo)の劉九鋒(Liu Jiufeng)党支部書記が言う。盧さんは同じ清豊県にある西赴楼村(Xifulou)の党支部書記。自分の村で食用キノコ基地を建設しており、劉さんらにその経験を伝授した。

 濮陽市では月に1度、メンター制度を導入している自治体幹部の交流会を開いている。「村民のために良い仕事をするには、村民が悩んでいること、求めていることを把握し、実務的に解決していくが必要だ」。南楽県(Nanle)馬村の王光輝(Wang Guanghui)党支部書記が自分の経験からそう語った。

 小麦の収穫期、馬村では豪雨が相次ぎ、農民たちは収穫作業に積極的ではなかった。王さんは焦りを見せたが、メンターの李興敏(Li Xingmin)さんは「小麦の含水量が多いと、安く買いたたかれると心配している農民がいる」と状況を把握。李さんのアドバイスを受けた王さんが地元の製粉会社と交渉して村民の不安を解消し、90トン以上の小麦を収穫した。

 メンター制度の試行で濮陽市では多くの若手幹部が順調に育っている。対象の自治体では310件の産業プロジェクトで6400万元(約11億5200万円)の資金を手に入れ、1200件の陳情や紛争を解決している。(c)People’s Daily/AFPBB News