【2月13日 AFP】21クラブW杯(2021 FIFA Club World Cup)は12日、決勝が行われ、欧州王者チェルシー(Chelsea、イングランド)が南米王者パルメイラス(Palmeiras、ブラジル)を延長戦の末に2-1で下し、優勝を果たした。

 ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の強烈なヘディングで54分に先制したチェルシーは、ハファエウ・ベイガ(Raphael Veiga)のPKで60分過ぎに追いつかれ、試合を延長戦に持ち込まれた。

 しかし117分、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦で勝利の立役者になったカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって獲得したPKを決め、またしても決勝点をマークした。

 ハヴァーツは英公共放送チャンネル4(Channel 4)に「小さい頃にずっと夢見ていたことだ。最高の気分」とコメントした。

 これでチェルシーは2003年にロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)会長に買収されて以来、獲得し得る全てのタイトルを手に入れた。イングランド勢の優勝は、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とリバプール(Liverpool FC)に次いでチェルシーが3チーム目となる。(c)AFP/Martyn WOOD