【2月12日 AFP】次週行われる男子テニス、リオ・オープン(Rio Open 2022)の主催者は11日、元全米オープン(US Open Tennis Championships)覇者のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が大会を欠場すると発表した。

 デルポトロは今週行われたアルゼンチン・オープン(Argentina Open 2022)でけがから2年半ぶりに復帰したが、ストレート負けで1回戦敗退となった。

 同大会前には今回の復帰は「復帰というよりはお別れに近い」と口にするなど、最近は引退について公に言及している。アルゼンチン・オープンで敗れた後は、リオ・オープン出場の「扉を開けたまま」にしておきたいと話していたが、欠場の判断はキャリア終了を意味している可能性もある。

 デルポトロは2009年の全米オープン決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破り、キャリア通算で22個のタイトルを獲得。2016年にはアルゼンチン代表の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)優勝に貢献し、五輪でも銀メダルと銅メダルを手にした。

 その一方でけがも多く、最高で3位まで到達した世界ランキングは、4度の手術を要した膝のけがをして以来、現在753位まで落ち込んでいる。(c)AFP