現代自のカシミール関連投稿問題、韓国「遺憾」
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【2月11日 AFP】韓国・現代自動車(Hyundai Motors)のパキスタンでのパートナーがソーシャルメディアへの投稿で、インドと領有権を争うカシミール(Kashmir)地方の分離・独立派を支持した問題で、インド外務省は8日、韓国政府が「遺憾の意」を表明したと明らかにした。
投稿が行われた2月5日は、パキスタンではカシミール地方のインド側支配域の住民への連帯を示す祝日となっている。
駐韓インド大使は即座にソウルの現代本社に出向き、説明を求めた。
インド側の発表によると、スブラマニヤム・ジャイシャンカル(Subrahmanyam Jaishankar)外相は韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン、Chung Eui-yong)外相と電話会談し、「強い不快感」を伝えた。鄭氏は、投稿がインドの国民と政府に不快感を与えたことについて「遺憾の意」を表明した。
現代は8日、問題の投稿を行ったのは同社ではなくパートナーだと強調した上で、「非公式なソーシャルメディアの活動で、インド国民のみなさまに不快な思いをさせたことを誠に遺憾に思う」と述べた。
ファストフード大手のケンタッキーフライドチキン(KFC)やピザハット(Pizza Hut)、ドミノ・ピザ(Domino's Pizza)などのパキスタンでのパートナーも同様のメッセージを投稿。ソーシャルメディアで不買運動が起きた。
投稿は後に削除され、謝罪した企業もある。(c)AFP