【2月11日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のトレード期限を迎えた10日、得点王に3度輝いているブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のジェームズ・ハーデン(James Harden)が、ベン・シモンズ(Ben Simmons)らとのトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に移籍した。ネッツが発表した。

 今回の大型トレードで、ネッツはハーデンとポール・ミルサップ(Paul Millsap)を放出し、シクサーズからシモンズとセス・カリー(Seth Curry)、アンドレ・ドラモンド(Andre Drummond)、さらには二つのドラフト1巡目指名権を獲得した。

 2018年のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に輝いたハーデンは昨年1月、4チームが絡むトレードでヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)からネッツに移籍。ハーデンとケビン・デュラント(Kevin Durant)、カイリー・アービング(Kyrie Irving)がユニットを組むことになったネッツは、今季の優勝候補になるとみられていた。

 しかし、けがの影響もあってスタートリオがコートにそろう時間は限られ、期待通りにはいかなかった。

 一方、長くシクサーズともめていた25歳のシモンズは、ようやく騒動が終わりを迎える形となった。

 シクサーズでジョエル・エンビード(Joel Embiid)と不仲とみられていたシモンズは、プレシーズンのトレーニングキャンプ参加を見送ると、その後はメンタル面の問題を理由にチームに姿を見せず、今季はまだ一度も出場がない。(c)AFP