【2月11日 Xinhua News】中国の貴州省(Guizhou)では、春節(旧正月)休暇を終えて勤務地に戻る出稼ぎ労働者約600人を乗せた特別列車の第1便D1869が8日正午、同省遵義駅から広東省(Guangdong)の広州市(Guangzhou)、珠海市(Zhuhai)に向けて出発した。

 特別列車の円滑な運行を保障するため、鉄道部門は同型の動車組(動力分散式列車)を接続する方法で、車両を8両増やし輸送能力を高め、労働者のニーズを満たした。また乗車賃を無料にするだけでなく、人力資源・社会保障関連部門が食品やマスク、雨傘などが入った「思いやりセット」を労働者に配布した。

 中国の第14次5カ年規画(2021~25年)期間、珠海市と遵義市(Zunyi)は相互協力協定を締結。協力をさらに深め、出稼ぎ労働者が順調に勤務地に戻るのを支援するため、遵義市は中国鉄路成都局集団と共同で特別列車を運行した。

 このほか同日午後にも、出稼ぎ労働者約700人を乗せた特別列車D2848が貴州省六盤水駅から広州市に向けて出発した。(c)Xinhua News/AFPBB News