【2月10日 Xinhua News】中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)は7日、主な商業銀行や決済機関、清算機関のデータを総合して計算した結果、今年の春節(旧正月)連休(1月31日~2月6日)期間に国内の決済システムが処理した非現金決済件数が、前年同期(2月11日~17日)比10・0%増の208億4千件、金額は16・2%増の14兆9千億元(1元=約18円)だったと発表した。決済件数は増加し続け、消費市場が安定の中で好転するのを後押ししている。

 人民銀によると、春節期間中、買い物や飲食、移動、レジャー・娯楽などの消費活動に伴う決済件数は増加の一途をたどった。休日経済に春節セールが重なった影響で消費活動が活発になり、小売業者の決済金額は22・9%の大幅増となった。親戚や友人との会食などの需要が旺盛で、飲食消費が伸び、業者の決済金額は29・6%増加した。交通機関の利用に伴う決済は顕著に増加し、鉄道や航空機、路線バス、地下鉄などの運営業者の決済金額は18・8%増加した。ホテルなどの宿泊サービス業者の決済金額は26・9%増で、1件当たり23・7%と大きく増加し、全体的に宿泊の質的向上を示す結果となった。(c)Xinhua News/AFPBB News