【2月9日 AFP】米アップル(Apple)は8日、小売店がiPhone(アイフォーン)を使って顧客のiPhoneやクレジットカードから支払いを受け取れる、新たな非接触型決済サービス「タップトゥペイ・オン・アイフォーン」(Tap to Pay on iPhone)」を開始すると発表した。

 アップルによると、売り手と買い手の双方のiPhoneを近づけることで決済が成立する。米決済大手ブロック(Block、旧スクエア)などが提供する読み取り装置を使わずに決済できるようになり、企業間の競争が激化しそうだ。

 アップルは発表で、「新たな機能は全米の数百万に及ぶ小規模から大規模の小売業者を支援することになる」と指摘した。オンライン決済のストライプ(Stripe)が今春、小売業者にサービスを提供する初めてのプラットフォームとなり、他社も年内に追随する予定。

 新サービスでは、米国の顧客は非接触型機能を備えたビザ(Visa)やマスターカード(Mastercard)などのクレジットカードやデビットカードを使うことが可能となる。(c)AFP