米民主党知事州、相次ぎマスク着用義務解除
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【2月9日 AFP】米国で新型コロナウイルスの新規感染者の減少を受け、民主党州知事が相次いで学校などでのマスク着用義務を解除すると発表している。ウィズコロナ政策への移行を示唆するものだ。
米国では新型コロナ流行当初、マスク着用が政治論争の的となった。民主党知事州の多くが厳しい着用義務を課す一方、テキサスやフロリダなどの共和党知事州は着用義務化を禁止した。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事は7日夜、屋内公共施設でのマスク着用義務について、ワクチン接種済みであることを条件に15日に解除すると発表した。一方、未接種者は引き続き屋内でのマスク着用が求められるとして、ワクチン接種を呼び掛けた。
ニュージャージー州のフィル・マーフィー(Phil Murphy)知事も、来月7日から学校でのマスク着用義務を解除すると発表した。
コネティカット州のネッド・ラモント(Ned Lamont)知事は、今月28日から学校でのマスク着用義務を解除するよう教育委員会に勧告していると述べた。
デラウェア州のジョン・カーニー(John Carney)知事は、マスク着用義務について、屋内公共施設では11日、学校では来月31日に解除すると明らかにした。
オレゴン州のケート・ブラウン(Kate Brown)知事も、マスク着用義務を来月31日まで解除すると発表した。
ニューヨーク州は、新型コロナ感染対策規制の解除を公式に発表していない。しかし、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は関係筋の話として、キャシー・ホークル(Kathy Hochul)知事が屋内公共施設でのマスク着用義務を9日に解除する見通しだと伝えている。(c)AFP