【2月9日 AFP】(更新)北京冬季五輪は9日、アルペンスキー女子回転が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)がまたしても途中棄権となった。

 2日前の大回転で旗門を四つしか通過できず、まさかの途中棄権を喫していたシフリンは、この日もわずか二つ目の旗門をクリアした後に体勢を崩し、スピードを失った。次の旗門に向けて素早く立て直すのが難しくなったシフリンは、すぐさまレース続行を断念してコースの端に寄り、しゃがみ込んでうなだれた。

 最もコースの短い技術系種目の回転で、世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)を4回制し、2014年のソチ冬季五輪でも金メダルを獲得しているシフリンは、有力な優勝候補とみられていた。

 シフリンは「ターンで少し失敗があった。そうしたミスが今回は許されなかった。一番攻めた、一番難しいラインを滑るつもりだったから」とコメント。今は「かなりひどい気分」と悔やみ、「それがずっと続くわけじゃないけれど、今はかなり落ち込んでいる」と話した。

 今大会のシフリンはこの後も3種目に出場予定で、11日にスーパー大回転、15日に滑降、17日に複合が控えている。(c)AFP