【2月9日 Xinhua News】第24回冬季オリンピック北京大会の開会式が4日夜、中国北京市の国家体育場で行われた。中国選手団は北京服装学院の尤珈(You Jia)副教授のチームがデザインした赤い公式ユニフォームをまとって入場した。

 尤氏によると、赤はこれまでの五輪に出場した中国選手の服装に最も多く用いられた色で、一定の代表性を持つ。今大会が春節(旧正月)期間と重なるという二重の喜びを踏まえ、熱烈な祝賀ムードを際立たせつつ、情熱と友情を明確に示したと紹介した。

 今回の公式ユニフォームはシンプルな作りとなっている。尤氏はこれについて「中国の服飾要素と西洋の裁断方法を組み合わせ、東洋文化が持つ趣と造形が醸し出す美を併せ持ち、同時に選手の健康的な体や若々しい姿を表現している」と語った。

 選手は男女共に防寒のためのファッショナブルなマフラー、帽子、手袋のセットを着用した。中でも隷書、楷書、行書3種類の書体で「中国」の2文字が織り込まれたマフラーは公式ユニフォームのポイントとなり、調和と均衡がとれた美しさを表現するとともに、中国文化を伝え漢字の美しさを表している。(c)Xinhua News/AFPBB News