WTA、新たに疑惑否定した彭帥の無事を「懸念」
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【2月8日 AFP】中国のテニス選手、彭帥(Peng Shuai)が母国政府の高官から性的暴行を受けたとする疑惑を改めて否定した中、女子テニス協会(WTA)のスティーブ・サイモン(Steve Simon)最高経営責任者(CEO)は7日、同選手の無事を懸念していることに変わりはないとの立場を示した。
中国の張高麗(Zhang Gaoli)前副首相から長年にわたって性的関係を強要されていたと昨年11月にSNSで告発して以降、彭の状況は謎に包まれている。問題の投稿が即座に削除されて本人の居場所も約3週間不明になっていたことから、世界中で同選手の安全を懸念する声が上がった。
7日付の仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)のインタビューで、彭は「誰かから性的暴行を受けたとは一切言っていない」と話し、疑惑を改めて否定。最初の投稿内容が中国国外で「とてつもなく大きな誤解」を招いたと主張した。北京冬季五輪の開催中に行われたこのインタビューには、中国オリンピック委員会(COC)の幹部が立ち会っていた。
この問題をめぐって中国での大会を全て中止しているWTAはこの日、これまで通り彭の無事を懸念しているとのコメント文を発表。その中でサイモンCEOは「最近の彼女の直接対話によるインタビューは、昨年11月2日の最初の投稿に関するいかなる懸念も軽減していない」と述べた。
さらに「われわれの見解を改めて示すなら、彭は勇気ある一歩を踏み出して中国政府の高官から性的暴行を受けたと世間に告発した」とし、「世界のどの選手に対してもそうするように、われわれはこの疑惑に関して適切な当局による正式な捜査と、WTAが彼女と内密に面会して、その状況について話し合う機会を求める」と語った。
「われわれはこれからも当方の立場を貫き、その思いは彭帥とともにあり続ける」 (c)AFP