【2月7日 AFP】7日に行われた北京冬季五輪のフィギュアスケート団体戦、女子フリースケーティング(FS)で、ロシア五輪委員会(ROC)の15歳カミラ・ワリエワ(Kamila Valieva)が女子選手としては初めて五輪の舞台で4回転ジャンプを成功させた。

 ワリエワは、1本だけではなく2本の4回転ジャンプを成功させ、またしても他選手を圧倒する演技を見せた。しかし2位の坂本花織(Kaori Sakamoto)に30点差をつけた中で、ワリエワは3本目の4回転で転倒し、演技終了後には悔しそうな様子を見せた。

 ワリエワはエテリ・トゥトベリーゼ(Eteri Tutberidze)氏に師事している一人で、個人戦ではトゥトベリーゼ門下の3人による表彰台独占が有力視されている。その中でもワリエワは金メダル候補とされている。

 3人ともこれまでに大会で4回転を跳んでいるが、五輪で成功させたのはワリエワが初めて。五輪公式サイトによると、過去にはスルヤ・ボナリー(Surya Bonaly)氏が1992年のアルベールビル大会で4回転に挑戦したが、回転不足と判断されてダウングレードされた。(c)AFP