【2月7日 AFP】北京冬季五輪は7日、アルペンスキー女子大回転が行われ、前回金メダリストのミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が序盤でコースを大きく外れ、途中棄権に終わる波乱があった。

 2018年の平昌冬季五輪でこの種目を制しているシフリンは、今回の五輪でも優勝候補の一人と目されていたが、序盤の旗門をいくつか通過したところで体勢を崩し、ラインへ復帰することができなかった。

 シフリンにとっては大きな痛手となったが、本人はコースの短い9日の回転に気持ちを切り替えることを誓っている。シフリンは2014年のソチ冬季五輪で回転の金メダルを獲得し、世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)でも4回優勝している。

 シフリンは「とても残念だし、メダルを考えることすらできなかった」と話し、「始まる前に一日が終わってしまったような感じ」と悔しがった。今回のコースについては「美しいが過酷」だと話している。

「私は大回転ではめったにコースアウトしない。すごく簡単に言えば、いくつかいいターンをして、その後に一つのターンでミスをし、その代償を支払わされた」 (c)AFP