【2月8日 People’s Daily】オリンピックのモットー「より速く、より高く、より強く」。昨年、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長の提案で「より団結」が追加され、108年ぶりにモットーが更新された。

「『より団結』は、今の時代に最も必要されているものです。世界の国々は190以上の小さな船に乗っているのではなく、1つの大きな船に乗り、より良い未来を分かち合っています。だからこそ、北京冬季五輪のスローガンに『共に未来へ』を掲げました」

 中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は1月下旬、北京でのバッハ会長との会見でそう強調した。

 新型コロナウイルスが世界で猛威を振るい、ウイルスの変異も相次いでいる。すべての国は運命を共にしており、世界規模の連帯と協力が求められている。五輪のモットーに「より団結」が追加されたことは、まさにそれを象徴している。

 コロナ禍でも予定通りに開催された北京冬季五輪は、中国国内だけでなく、国際社会から支持されている。国連総会のアブドラ・シャヒド(Abdulla Shahid)議長は五輪・パラリンピック期間中の「五輪休戦決議」を順守するよう加盟国に呼びかけた。

 英国北アイルランドの小学校では合唱団が中国語で「2022年北京で会いましょう」を歌い、北京冬季五輪を祝福。この合唱団は新型コロナウイルスが中国で最も拡大した2020年2月には、中国語で「世界は愛で満たされている」を合唱し、新型コロナと戦う中国を激励している。ロシアの高齢者は北京冬季五輪のためロシア語で「北京」を作曲し、韓国の芸術家は冬季五輪をテーマにした絵を描き、ブラジルの少女は「心の中の北京」を制作した。それぞれの方法で「より良い未来のため団結する」という五輪の精神を体現している。

 スポーツは人類の共通言語だ。約90か国・地域から約3000人の選手が参加する北京冬季五輪には、初めて代表団を派遣する国もある。タイオリンピック委員会のワリン・タンズパシリ副会長は「最も重要なことは勝ち負けでなく、競技に参加することと、人類の友情と平和だ」と呼びかける。スリランカの青年・スポーツ相ナマル・ラジャパクサ氏は同国で行われた北京冬季五輪30日前カウントダウンイベントで、「熱帯の島国であるスリランカにウインタースポーツの拠点はないが、スリランカの人々は冬季五輪・パラリンピックの精神を共有している」と連帯の意思を示した。熱帯地域のコロンビアも北京冬季五輪に選手を派遣することになり、イバン・ドゥケ・マルケス(Iván Duque Márquez)大統領は「北京冬季五輪は全世界にとっての一大イベントであり、コロナ禍の中で開催されることは、世界が明るい未来に向かっていくことを表明している」と称賛した。

 光明、団結、友情、平和、正義の象徴であるオリンピックの炎が再び北京にともされた。北京冬季五輪は「より団結」というオリンピック精神を世界に発信し、全人類がより良い未来を築くことを促そうとしている。(c)People’s Daily/AFPBB News