【2月7日 People’s Daily】北京冬季五輪は北京、延慶(Yanqing)、張家口(Zhangjiakou)の3会場に分かれ、それぞれの選手村に各国の選手が入村している。

 北京会場のオリンピック選手村では開村日の1月27日、二十数か国・地域から計300人以上の選手と随行員が入村した。五輪期間中、44か国・地域から1700人近くを迎え入れる。

 北京冬季五輪中国代表団によると、代表チームはコロナウイルス対策で厳格な防疫手続きを経て入村。男女アイスホッケーは北京会場、クロスカントリー、フリースタイルスキーモーグル、バイアスロン、スノーボードパラレル大回転の選手は張家口会場の選手村に入る。

 選手村運営チーム対外連絡副主任の張冠男(Zhang Guannan)氏によると、選手村は運営エリア、居住エリア、広場エリアに分かれている。居住エリアにはフィットネスセンターやレクリエーションセンター、総合診療所なども設けられている。また、国際オリンピック委員会(IOC)に承認されている食事メニューを提供。メニューは8日ごとに一回りする。張氏は「私たちは選手ファーストの理念に基づき、24時間態勢であらゆるサポートをしていきます」と強調する。

 新型コロナ対策で外部との遮断を徹底する中、広場エリアにはグッズショップや銀行、郵便局、美容院、コンビニなどを備えている。中国の伝統文化を展示・体験できるスペースもあり、相互理解・文化交流の場になることを目指している。

 新型コロナ対策で、選手村では毎日、居住者はPCR検査を受ける。レストランには仕切りを設け、フィットネスセンターやショップなども入場を制限しながら運営する。延慶会場では91か国・地域の代表約1300人が入村し、中国代表も26人が入る。(c)People’s Daily/AFPBB News