【2月6日 AFP】軍事クーデターへの抵抗が続くミャンマー北西部で、国軍が村を相次いで焼き打ちし数百軒に被害が出たと、村民と反クーデター勢力が非難している。

 ミャンマーでは大規模な抗議デモが国軍の容赦ない弾圧を受けた後、市民が「国民防衛隊(PDF)」 を結成して各地で軍事政権への抵抗を続けている。

 北西部ザガイン(Sagaing)地域のビン(Bin)村から逃げてきたという女性は4日、自宅を含む民家約200軒が焼かれたと語った。村は先月31日未明に襲われ、砲撃や銃撃の音で村民は取る物も取りあえず逃げ出したという。

 また、反クーデター派によると、近隣のインマテ(Inn Ma Hte)村でも民家600軒が焼き払われた。これに先立ち、反クーデター派が国軍支持派の民兵を襲撃しており、国民防衛隊が村を離れてすぐに国軍が民家に火を放ったという。

 国営テレビは3日、放火したのはPDFの戦闘員だと報じ、「テロリスト」に破壊された家屋だとする焼け跡の様子を放映した。(c)AFP