【2月5日 AFP】ドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)は4日、ノルディックスキー複合男子で3個の五輪金メダルに輝く同国代表のエリック・フレンツェル(Eric Frenzel)が、北京冬季五輪の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性反応を示したと明らかにした。

 北京五輪の開会式が行われる直前、DOSBはフレンツェルとチームメートのテレンス・ウェバー(Terence Weber)のコロナ陽性を公表した。

 ドイツ代表チームでは、両選手を含む6選手が、北京の空港に到着した際の検査で陽性が確認された。1回目の検査で引っかかったこの6人の中で、フレンツェルとウェバーだけが再検査でもウイルスが検出された。

 DOSBはコメント文で「当該アスリートは最初の検査の後、すでにチームから隔離された。今のところ、両選手のいわゆる濃厚接触者はいない」とし、「残り4人はスケルトンとアイスホッケーの選手で、2度の再検査で疑われていた感染は確認されなかった」と述べた。

 フレンツェルとウェバーは現在隔離状態となっているものの、競技本番までに回復を間に合わせることを目指している。(c)AFP