【2月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の元王者で、手首のけがにより昨年6月から戦列を離れているドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は3日、3月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)での復帰を目指すと明らかにした。

 元世界ランキング3位のティエムは当初、今週アルゼンチンで行われているコルドバ・オープン(Cordoba Open 2022)で復帰する予定だったが、手の指の関節に痛みがあるとして欠場した。

 マネジメントチームはコメント文で、「ドミニク・ティエムはコルドバ・オープンに続き、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2022)、リオ・オープン(Rio Open 2022)、チリ・オープン(Chile Dove Men+Care Open 2022)の出場も見送る。3月の米インディアンウェルズ(Indian Wells)大会(BNPパリバ・オープン)での復帰を目指す」と説明した。

 ティエム自身も「7か月間ものブランクから競技に戻るのは、決して簡単なことではない。医師の指示に従って、数日間休んで来週からトレーニングに戻る予定だ」と語っている。

 2020年の全米オープンで自身唯一の四大大会(グランドスラム)制覇を果たし、全仏オープン(French Open)では2度の準優勝を記録しているティエムだが、戦線離脱が長引いて現在は世界37位に後退している。

 インディアンウェルズ大会は、マスターズ1000(ATP Masters 1000)の今季初戦として3月10日から20日まで開催される。(c)AFP