【2月4日 AFP】北京冬季五輪スキージャンプ女子に出場する高梨沙羅(Sara Takanashi)は3日、最大のライバルだったマリタ・クラマー(Marita Kramer、オーストリア)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示し、棄権を余儀なくされたことについて「すごく寂しい」と複雑な心境を明かした。

 今季のW杯で6勝を記録していたクラマーは、北京五輪の金メダル最有力と目されていた中で新型コロナウイルスの陽性が判明し、1日に棄権を余儀なくされた。これで同種目は本命不在となり、大勢の選手に優勝の可能性が開けた。

 3日に行われた公式練習で、高梨は最長104メートルのジャンプを含む3本の100メートル超えを記録し、タイトルへの期待を膨らませている。しかし、北京五輪でクラマーと戦うことに「意味がある」とし、「彼女がここにいない試合はすごく寂しい」と直接対決を心から望んでいたと明かした。

「自分も今、立たせてもらっている立場としては、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」とも話した高梨は、クラマーがいれば「レベルの高い試合になったのは間違いない。また一緒に飛べることを楽しみにしている」と語った。

 今大会ではスロベニア勢のウルシャ・ボガタイ(Ursa Bogataj)、エマ・クリネツ(Ema Klinec)、ニカ・クリジュナル(Nika Kriznar)に加え、ドイツのカタリナ・アルトハウス(Katharina Althaus)が高梨の主なライバルになるとみられる。練習では、いずれも好記録をマークしていた。(c)AFP