【2月4日 AFP】日本オリンピック委員会(JOC)は3日、北京冬季五輪のスノーボード女子代表、芳家里菜(Rina Yoshika)が練習中の激しい転倒で脊椎を負傷し、大会を棄権することを明らかにした。

 スロープスタイルとビッグエアに出場予定だった22歳の芳家は、雲頂スノーパーク(Genting Snow Park)のスロープスタイルコースでジャンプからの着地で転倒し、救急車で搬送された。

 JOCによると、芳家は脊椎を損傷したもののまひはないという。大会での競技は断念し、必要な治療を終え次第、日本へ帰国する。

 4日に開会式を迎える北京五輪は、中国でも特に降雪量が少ない地域で行われるため、ほぼ全面的に人工雪に頼ることになる。

 先日には、女子スロープスタイルで五輪2連覇中のジェイミー・アンダーソン(Jamie Anderson、米国)が、北京冬季五輪のコースは「防弾の氷」のようだと表現し、人工雪の上を滑走するのが「怖くなった」とコメント。「会場はほとんどが人工雪だと思うから、あまり理想的ではない」とし、「絶対に転倒したくない」と話していた。(c)AFP