【2月5日 AFP】スケルトンは全長1200~1500メートルの氷のコースで行われるタイムレースだ。

 選手は頭を前にしてそりに乗る。スケルトンのそりは北米先住民に由来する。

 肩や膝を使って左右に重心を移動させ、そりを操作する。

 選手がそりに飛び乗る最初の50メートルが肝心だ。またスピードを維持するため、理想的なコース取りが求められる。

 五輪では男子と女子の計2種目が行われる。4回滑走し、合計タイムで順位を決める。

 コースは傾斜が8~15度で、カーブもある。そりは時速約120キロで滑走し、カーブでは4G近い加速度がかかる。

 選手の体はそりにぴったりくっつく形になる。

 ブレーキはない。スパイクをコースに押しつけて止まる。

 安全のため、選手は肘当てやヘルメットを着用する。レース中、顔は氷からわずか数センチの位置にくる。(c)AFP