【2月5日 AFP】ノルディック複合は、スキーのジャンプとクロスカントリーを組み合わせた過酷な競技だ。ノルウェーが起源で、冬季五輪では1924年第1回大会から行われている。

 男子のみの3種目が実施される。個人のノーマルヒルとラージヒルは前半にジャンプ、後半に10キロのクロスカントリーを行う。

 団体は1チーム4人。前半に全員によるラージヒルのジャンプ、後半にクロスカントリーで1人5キロのリレーを行う。

 ジャンプは飛距離と美しさで評価し、獲得したポイントは「グンダーセン」方式でタイムに換算する。

 1ポイントは個人種目では4秒、団体では1.33秒となる。

 ポイントは、風の状況が不利なら加点され、有利なら減点されるため、飛距離が最も長い選手が勝つとは限らない。

 クロスカントリーは、ジャンプの結果に応じたタイム差をつけて1位の選手から順にスタートし、最初にゴールした選手が勝者となる。走法は3種目ともフリー走法だ。

 道具はスキージャンプ競技やクロスカントリースキー競技と同じものを使う。ジャンプ用の板は長く、クロスカントリー用は小型で軽い。(c)AFP