【2月3日 AFP】米国防総省、通称「ペンタゴン(Pentagon)」の厳重警戒エリアで先月31日、ニワトリ1羽が「拘束」された。同国の最高軍事機関を守る重装備の警備担当者らを驚かせた。

 気温が氷点下になる中、追い詰められて捕獲されたニワトリは、地元の動物愛護団体「アーリントン動物福祉同盟(Animal Welfare League of Arlington)」に引き渡された。

 同団体は「(ニワトリを)迎えに来るよう、職員が呼び出された」とフェイスブック(Facebook)で明かした。さらに、プラスチックのかごに入った茶色のめんどりの写真を投稿し、新しい家が見つかるまでシェルターで預かると書き添えた。

 同団体がこのニワトリの名前を募集すると、さまざまな案が寄せられた。複数の人が思い付いたのが、めんどりを意味するhenという語とペンタゴンをかけた「へニー・ペニー(Henny Penny)」。この他、軍の階級と大手フライドチキンチェーンを想起させる「カーネル・サンダース(Colonel Sanders)」という案も出た。

 国防総省の警備部門は、どうやってこのニワトリが「侵入」したのか、また何らかの脅威をもたらしたかどうかについては説明していない。(c)AFP