【2月3日 Xinhua News】ルワンダの首都キガリ郊外にあるマサカ病院でこのほど、中国の第22次ルワンダ支援医療チームが交通事故で大腿骨を粉砕骨折した20歳の青年を受け入れた。

 同病院の手術室は条件が整っておらず、手術器具も不足しており、こうした手術を行うには非常に大きな困難を伴う。だが上級病院へ移送した場合、患者は少なくとも4~8週間待たなければならず、最適な治療のタイミングを逃してしまう。医療チームは検討した結果、院内で手術することを決めた。

 手術当日、手術室の無影灯が故障。医療チームのメンバーは懐中電灯を無影灯の柄に固定し、その灯りで4時間に及ぶ手術を無事終了させた。医師と看護師が病室を出ると、現地の麻酔医が親指を立てて敬意を表した。

 中国は1982年からルワンダに医療チームを派遣している。第22次医療チームは2022年1月1日から医療援助にあたっており、すでに手術50例以上を成功させている。(c)Xinhua News/AFPBB News