【2月2日 AFP】エクアドルの首都キトで発生した洪水で、1日までの死者が少なくとも24人となった。救急当局SNGREはツイッター(Twitter)に、十数人が行方不明で、48人が負傷したと投稿した。

 人口270万人のキトの住民の大半が避難した。

 キトでは17時間連続で大雨が降り、洪水が発生。道路や農地、医療施設、学校、警察署、変電所などが被害を受けた。電柱が倒れ、一部地域では停電も起きた。

 サンティアゴ・グアルデラス(Santiago Guarderas)市長によると、山の中腹にある貯水能力4500立方メートルの集水施設に4倍以上の雨が流れ込んだ。あふれ出た水は、1キロ先の運動場に到達。練習中のバレーボール選手や観客を襲った。

 目撃者の一人はAFPに対し、「突然のことで逃げられなかった」と語った。(c)AFP