【2月2日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)カシュガル地区で1月30日、パキスタンのラホールへ向かう貨物チャーター便が出発した。同地区では今年以降、パキスタン・イスラマバード、ハンガリー・ブダペスト、ベルギー・リエージュへの貨物路線が就航しており、今回また新たな路線が開かれたことになる。

 カシュガル税関によると、同自治区はここ数年、空港の新設と改修、拡張を続け、中国西北部の航空ハブ建設に力を入れてきた。カシュガルとイスラマバード、リエージュを結ぶ路線は、すでに週3便の定期運航を実現している。

 同自治区で物流や建築資材販売を手掛ける新疆交建物流の責任者、白兆平(Bai Zhaoping)氏によると、カシュガルはユーラシア大陸の中心に位置し、中国と中央アジア、南アジアを結び付ける門戸の役目を担っている。恵まれた地理的条件は、企業の物流コストを節約するだけでなく、貨物の配送効率も力強く保障している。

 カシュガル空港は新疆第2の国際空港で、中国民用航空新疆管理局が第14次5カ年規画(2021~25年)期間中に重点的に建設を進める新疆南部の国際航空物流センターであり、カシュガルと周辺地域を結ぶ国際貿易の重要な航空ルートでもある。(c)Xinhua News/AFPBB News