【2月1日 AFP】南米エクアドルの首都キトで1月31日、ここ20年で最大規模の豪雨により洪水と土砂災害が発生し、少なくとも11人が死亡、32人が負傷した。当局が発表した。

 洪水はキトにほど近いピチンチャ(Pichincha)山で発生。救急当局が公開した画像では、市内の大通りに石や泥が流れ込み、車が押し流される様子が確認できる。

 当局によると、集水施設があふれ、近くの山腹から運動場に大量の水が流れ込んだ。運動場では当時、7人が練習していたという。

 電柱が倒れ、停電も発生した。

 キトのサンティアゴ・グアルデラス(Santiago Guarderas)市長は、1平方メートル当たりの降雨量は1月29日は3.5リットル、31日は75リットルに上ったと語った。「2003年以来」の記録的豪雨だとしている。(c)AFP