【2月1日 AFP】ドイツ西部で1月31日、警官2人が交通検問中に銃で撃たれ死亡した。警察は大規模な捜索の末、容疑者の男2人の身柄を拘束した。

 事件は午前4時20分(日本時間同日午後0時20分)ごろ、西部ラインラント・プファルツ(Rhineland-Palatinate)州クーゼル(Kusel)郡で発生。女性警官(24)と男性警官(29)が死亡した。

 警官2人は無線通信が途絶える前、車を停車させたところ発砲があったと報告していた。犯行の動機は分かっていない。

 警察は、38歳の男を指名手配し、メディアに写真を公開。ラインラント・プファルツ州と隣接する西部ザールラント(Saarland)州の警察によると、男は間もなく、同州ズルツバッハ(Sulzbach)で特殊部隊によって身柄を拘束された。もう一人の男は32歳で、警察が複数の場所で行った捜索で、「抵抗することなく」拘束されたという。

 事件を受け、ドイツには衝撃が広がった。ナンシー・フェーザー(Nancy Faeser)内相は、犯行を「処刑」にたとえ、「警官たちが私たちの安全のために毎日命を懸けている」ことが示されたと述べた。(c)AFP/ Wolfgang STEIL with Michelle FITZPATRICK in Frankfurt