【1月31日 People’s Daily】北京冬季五輪の開幕(2月4日)を控え、北京会場のビッグエア首鋼の造雪作業が順調に進んでいる。ビッグエア首鋼は北京市内で唯一の雪上競技会場。フリースタイルスキーとスノーボードが行われ、4個の金メダルを争う。

 都市部での造雪作業は最新の注意が求められる。一般的に、雨が雪に変わる気温は氷点下2度以下。雪造りに適しているのは夜間から早朝までとなる。気温や湿度などの条件をリアルタイムに把握し、状況に応じて機器を調整して高品質な雪を造っている。スタッフは風向きに応じて降雪の角度を調整し、均等に雪を敷き詰めている。

 コースの位置によって必要な雪の量は異なる。雪の厚さはスタート地点が0.5メートル、コース途中には4メートルの場所もある。 専門スタッフはジャンプ台のスタート地点にウインチを設置して造雪機を運び、電源や水道管に接続して雪を造っている。

 雪質を確保するには水が重要となる。不純物を含んだ雪はすぐに溶けてしまう。今回の作業では2層式のろ過システムを採用し、水に含まれる小さな不純物を取り除いている。

 スキー場では、雪がフワフワとやわらかく感じる「パウダースノー」が好まれるが、ジャンプ競技では氷のように硬い雪質が求められる。選手が滑る時に摩擦が少なく、ジャンプのコントロールがしやすくなるよう、水と空気の出力を調整して造雪作業を進めている。

 ビッグエア首鋼の造雪作業は昨年12月に始まり、今年1月下旬に完了。雪の総量は1万1500立方メートルに達する。雪の貯蔵エリアは特殊技術で外界との熱交換を減らしており、雪の消失を減らすことで大会中の雪の補充を円滑にする。(c)People’s Daily/AFPBB News