リバプールがFWディアスを獲得 移籍金は約58億円か
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【1月31日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は30日、ポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)からコロンビア代表FWルイス・ディアス(Luis Diaz)を獲得したと発表した。
25歳のディアスの契約期間は2027年まで。報じられている移籍金は3750万ポンド(約58億円)で、ボーナスとして1250万ポンド(約19億円)が加わる可能性もある。
現在アフリカネーションズカップ(2021 The Africa Cup of Nations)にエジプト代表として出場しているFWモハメド・サラー(Mohamed Salah)の長引く契約延長交渉は解決の糸口が見えない状況となっているため、ディアスの加入によって同選手の去就はさらに不透明なものになるはずだ。
リバプールは発表文の中で「労働許可証が正式に付与されてインターナショナルクリアランスが下りることを条件に、FCポルトからルイス・ディアスの獲得を完了した」と記した。
「リバプール加入を前に、彼はFCポルトでの2年半で125試合に出場し41得点を挙げた」
リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督にとって、ディアスは昨夏の移籍市場で第一のターゲットだとうわさされていたが、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を筆頭に同選手への関心が高まったため、リバプールは早めに手を打たなければならなかった。
今回の補強を喜んだ指揮官は「この契約を成立させ、ルイスをリバプールに連れてくることができてこの上なく幸せ」と述べた。
「彼は傑出した選手で、非常に長い時間をかけて追跡してきた」
ディアスは現在、W杯カタール大会(2022 World Cup)南米予選を控えたコロンビア代表に合流しているが、1月の移籍市場が終了する前に獲得を完了させられるよう、リバプールは代表者をアルゼンチンに派遣してディアスのメディカルチェックを行った。コロンビアは、2月1日にアルゼンチンとのアウェーゲームを控えている。
サラーやサディオ・マネ(Sadio Mane)、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)は、全員が31歳になる来年の夏で契約満了となる中、ポルトで今季28試合に出場して16ゴールを記録するなど評価が急上昇中のディアスは、リバプールの前線に新風を吹き込むだろう。
昨年のコパ・アメリカ(2021 Copa America)で4得点をマークしたディアスは、アルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)と並び得点王に輝いた。(c)AFP