【2月1日 Xinhua News】中国商務部が30日発表した2021年のサービス貿易額は前年比16・1%増の5兆2982億7千万元(1元=約18円)だった。うち、輸出は31・4%増の2兆5435億元、輸入は4・8%増の2兆7547億7千万元で、輸出の伸びが輸入を26・6ポイント上回った。貿易収支は2112億8千万元の赤字となったものの、赤字幅は69・5%縮小し、11年以来の最低水準となった。

 19年比では貿易額が2・2%減、輸出が30・0%増、輸入が20・4%減。19年を基準とした2年平均では貿易額が1・1%減、輸出が14・0%増、輸入が10・8%減となった。21年12月の貿易額は前年同月比28・6%増の6197億3千万元だった。

 知識集約型サービス貿易が安定した伸びを見せ、21年は前年比14・4%増の2兆3258億9千万元となった。輸出は18・0%増の1兆2623億9千万元で、うち個人文化・娯楽サービスは35・0%増、知的財産権利用料は26・9%増、電気通信・コンピューター・情報サービスは22・3%増。輸入は10・4%増の1兆635億元で、金融サービスが57・5%増、保険サービスが21・5%増だった。

 輸送サービス貿易もモノの貿易の活発化を受け高い伸びを示した。輸送サービス貿易は61・2%増の1兆6821億5千万元で、輸出は2・1倍の8205億5千万元、輸入は31・9%増の8616億元。サービス貿易12分野の中で伸び率が最も高かった。

 旅行サービス貿易は減少が続いた。新型コロナウイルスの感染拡大が続いたことで、旅行サービス貿易額は22・5%減の7897億6千万元となった。輸出は35・7%減、輸入が20・9%減だった。旅行サービスを除いたサービス貿易額は27・2%増で、輸出は35・6%増、輸入は18・3%増。19年比では貿易額が30・9%増、輸出が43・8%増、輸入が18・1%増となった。(c)Xinhua News/AFPBB News