【2月4日 AFP】スキージャンプは傾斜角35~37度のアプローチを助走し、ジャンプする競技だ。踏み切る際の速度は時速90キロにもなる。

 冬季五輪の個人種目は2種類ある、ノーマルヒルとラージヒルだ。

 北京冬季五輪では新種目として女子2人男子2人によるノーマルヒルの混合団体が追加された。

 浮力を増す姿勢で飛距離を伸ばし、美しく着地することで得点が上がる。

 まず、最適な風を判断するコーチの合図を待ってスタート。

 重要な踏み切りを決めたら、前傾姿勢を取りスキー板はV字に開き、両手は体の脇に伸ばす。

 体が着地斜面から6メートル以上の高さに浮くことはほぼない。

 風速も得点に反映される。不利な追い風で飛ぶ選手は加点され、向かい風で飛ぶ選手は減点される仕組みだ。つまり、飛距離だけがすべてではない。

 飛行と着地の姿勢も審査される。両脚をずらし、軽く曲げるのがテレマーク姿勢だ。基準点であるK点を越えれば飛距離点は加算される。

 スキー板のサイズは競技者の身長の約1.5倍で、とても長い。

 かかとを固定しないため、前傾姿勢を取ることができる。ブーツは足首を支える構造になっている。

 滑空時の浮力を制限するため、スーツには細かな規定がある。ヘルメットとゴーグルも着用する。(c)AFP