【1月30日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は29日、男子ダブルス決勝が行われ、地元オーストラリアのタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)/ニック・キリオス(Nick Kyrgios)組が7-5、6-4でマシュー・エブデン(Matthew Ebden)/マックス・パーセル(Max Purcell)組との同胞対決に勝利し、お騒がせコンビが大会を制した。

「スペシャルK」の異名を持つ二人、特にキリオスは、決勝までの過程で対戦相手と言い争う、騒がしい地元ファンをたきつける、主審に抗議する、ラケットをたたき壊す、下品なジェスチャーをするなどの問題行動の数々で大きな批判を集めてきた。

 しかし、9歳の頃から友人同士だという活力に満ちた二人は、決勝ではノーシードのエブデン/パーセル組に力の差を見せつけ、1時間35分で決着をつけた。

 表彰式でコキナキスは「ニック、愛してるよブラザー。正直に言って、優勝に近づけるとも思っていなかった」とコメント。キリオスは「夢がかなった」と返し、「一緒に優勝するなら君以外は考えられなかった」と続けた。(c)AFP