【1月30日 AFP】21-22スキージャンプW杯は29日、ドイツ・ビリンゲン(Willingen)で男子個人第18戦が行われ、小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)が優勝を飾り、総合首位に再浮上した。

 18-19シーズン総合王者の小林は、1本目で145メートルをマークして115.6点を獲得。悪天候により2本目が行われなかったため、北京冬季五輪開幕前最後の週末を白星でスタートした。

 ジャンプ週間(Vierschanzentournee)王者の小林は、2位ハルボル・エグネル・グラネル(Halvor Egner Granerud、ノルウェー)に4ポイント差をつけた。3位は同じくノルウェーのマリウス・リンビク(Marius Lindvik)だった。

 この日19位に終わったカール・ガイガー(Karl Geiger、ドイツ)から総合首位を奪った小林は、同2位との差を27ポイントとした。

 W杯通算26勝目を挙げた25歳の小林は、「もちろん優勝には満足している。きょうのコンディションはラッキーな部分もあったが、こういう日にトップに立つことが必要になる。本当に難しかった」と振り返った。

 女子は同地で第10戦が行われ、マリタ・クラマー(Marita Kramer、オーストリア)が今季6勝目を挙げた。

 30日もラージヒル大会が行われ、選手はその後2月4日に開幕する五輪に向け現地に入る。(c)AFP